今まではホームベーカリーで焼き上げまでお任せしていたけど、
自分で好きな形を作ってオーブンで焼いてみよう。
焼きたてのパンをお家で焼くにはどんな道具を買えば良いのか?
◎初期投資はできるだけ少なくしたい
◎できるだけ少ない道具の数からはじめたい
◎たくさん揃えるのは、コンスタントに焼くようになってからで良い
10年以上、自宅でのパン作りをしてきた経験から、
最低限これだけはないとパンが焼けない、
失敗を避けるために揃えて欲しいという道具を厳選しました。
今回は、新たに買うことになるであろう
スケッパー・ドレッジ・カードについてお話したいと思います
色々な呼び名があるので、代表的なものをあげました。
スケッパーは金属製?プラスチック製?
今回のテーマとなるパンの道具の写真を出しますね。
私がパン作りの必須アイテムだと思うのは、このプラスチック製のものです。
私は普段から『カード』と呼んでいます。
しかし、調べてみるとと色々な呼び名がありました。
ドレッジ・スケッパー・カードが代表例ですかね。
スケッパーと呼ばれるものの中には金属製のものもあります。
こちらは、スケッパー以外の名前で呼ばれることはないと思います。
富沢商店さんのホームページを調べてみると、金属製のものはスケッパー。
プラスチック製のものはドレッジ、スケッパーという名前で売られていました。
パン作りの道具として、この金属製のスケッパーを思い浮かべる方も多いのではないかと思います。
こちらの金属製のスケッパーは、基本的にパン生地をスパっと切るときに使います。
プラスチック製のものよりも切れ味が良いので、中に具材が入っている時などはとても使いやすいです。
ただ、パン作りの様々な工程で活躍するのは、プラスチック製のスケッパーです。
そのため、金属製のものはパン作りに慣れてきたら買うので問題ないと思います。
カード・スケッパー・ドレッジの使い方①ボールの中のパン生地を集める・混ぜる
プラスチック製のカード・スケッパー・ドレッジの使い方を詳しく見ていきましょう。
ここからは、私が普段から呼んでいる『カード』という書き方をしますね。
カードには真っ直ぐな面と、弓のように曲がっている面があります。
ボールの中でカードを使う時には、主にどちらの面を使うと良いでしょうか?
ボールはお椀のような形をしていますので、カードの曲がっている面を底に当てて使います。
パン作りの工程では、ボールの中で計量した材料を混ぜ合わせる時に使うこともありますね。
また、一次発酵を終えたパン生地を台に出す時にも、必ず使うものです。
上の写真は透明なタッパーでパン生地を一次発酵させたものです。
このような感じで、カードの曲がった面を下にして、ぐるっと生地をすくい取ります。
発酵後のパン生地はとても柔らかいです。
無理に引きちぎったり、伸ばしたりするとパン生地が傷んでしまいます。
カードを上手く使うと、効率良くパン生地をボールからめん台に出すことができるようになりますよ。
カード・スケッパー・ドレッジの使い方②めん台の上でパン生地を切る
次は、カードの真っ直ぐな面の使い方をお話したいと思います。
パン生地を捏ねたり、成形したりするめん台は平らになっていますので、
めん台の上ではカードの真っ直ぐな面を使います。
一次発酵を終えた生地は、作りたいパンの個数に合わせて分割していきます。
分割する時、パン生地を引っ張ってちぎるような事をすると、
パン生地を傷める事になってしまいます。
ここで活躍するのがカードです。
真っ直ぐな面を下にして、スパッと押すように一気にパン生地を切ります。
ギコギコとノコギリのように動かしてはダメ!
躊躇なく一気に切りましょう。
これは、パン作りにおいては超大切な基本の動作です。
分割するときはカードでスパッと切る!
これは必ず守りましょう。
スケッパー・カード・ドレッジの使い方③めん台の上でパン生地をすくい取る、移動させる
めん台の上ではカードが大活躍します。
分割しベンチタイムを取った生地を、色々な形に成形していきます。
ベンチタイムでは、分割したパン生地は丸めてお休みさせます。
パン生地によっては、とてもベタつくものもあるため、
ヒョイっと手で掴み取ると、パン生地がめん台にくっついて取りにくい事もしばしば。
ここでも、パン生地を無理に引っ張ると、パン生地を傷める原因になってしまいます。
この時にカードの真っ直ぐな面を下にして、丸めたパン生地の底面からすくい取ります。
すると、ベタつくパン生地に必要以上に手で触る必要がなくなります。
打ち粉とカードを上手く使うと、ストレスなくパン生地を移動させる事ができますよ。
麺棒で伸ばしたパン生地も、めん台にくっついてしまう事が多いです。
めん台の上で伸ばした生地の奥側から、カードを使って少しずつ台からはがしていきます。
こうすると、パン生地を傷めることなく、パン生地を持ち上げることができます。
スケッパー・カード・ドレッジの使い方④長さを測る
ここの章は少し意外な使い方かもしれません。
プラスチック製のカードは、ほとんどのものの大きさが同じに作られています。
12cm×9.5cm。
これが標準的なカードの長さです。
この数字は暗記してしまいましょう!
なぜかというと、成形するときに目的のパン生地の長さをカードで測る事ができるからです。
カードの長さ12cm2つ分で24cm位だな。
このように、定規がなくても大体の長さを知ることができます。
◎まとめ◎パン作りの必須道具のカード!お値段も安いので、おすすめです!
プラスチック製のスケッパー・カード・ドレッジの使い方をお話してきました。
この道具をおすすめする理由のもう一つがお値段です。
ネット通販でも100円~200円で買うことができます。
私も200円弱で購入したものを使っていますが、全く問題なく使用できます。
カードがないとパン作りはできないと言っていいほど、大活躍のアイテムです。
超コスパが良いと思います。
余談ですが、カードはお料理にも使えます。
まな板の上で切ったみじん切りの野菜をフライパンに移動させる時。
平面が広いカードを使うと便利ですよ~。
せっかく買った道具です。色々な場面で最大限活用しましょう!
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参考資料
富澤商店ホームページ