ホームメイドスイーツの超定番の『チーズケーキ』
混ぜるだけで完成するレシピもたくさんありますね。
一度は作ったことがある方も多いのではないかと思います(*^_^*)
◎ベイクドチーズケーキ
◎レアチーズケーキ
◎スフレチーズケーキ
色々なチーズケーキがありますが、
どのレシピにも、必ずと言っていいほど書いてある、、、
『クリームチーズを室温に戻す』
この表現。実はとてもわかりにくいですよね(゚д゚lll)
室温って何度なの??今は冬だよ。。
まだお菓子作りを始めたばかりの私がした失敗談を紹介します。
↓
いざチーズケーキを作ろう!!と意気込んで始めます。
レシピの『下準備』に書いてある
◎クリームチーズを室温に戻す◎
この言葉の意図している事がわからず、、
何となくこれくらい?で作り始めます。。
今考えれば、固すぎる冷たいクリームチーズでした。
結果は想像通りです↓
●泡立て器の中に、固いチーズが入り込んで取れない。
●それでも強行し、ダマダマの口当たりの悪いチーズケーキに。。
まさに、、『どうしよーー゚゚(゚´Д`゚)』な状態(笑)
今なら、途中から修正する方法もわかりますし、
レシピの下準備の大切さも理解できます。
でも、この時の私の残念な気持ちは相当なものでした(´;ω;`)
『クリームチーズを室温に戻す』が重要な理由!チーズケーキの【ダマ】をなくすには??
チーズケーキのレシピに必ずと言っていいほど書いてある
『クリームチーズを室温に戻す』
なぜなのでしょうか?
お菓子作りでは、ふたつのものを『混ぜ合わせる』という
最も基本的で、ものすごーく大切な工程があります!
混ぜ合わせるというのは、ここでは結果的に『均一な状態』になるという事を意味します。
○同じ固さのものは混ざりやすい
これは、皆さんの経験からもわかると思います。
例えば、バスクチーズケーキの一般的なレシピの材料
①クリームチーズ
②グラニュー糖
③卵
④薄力粉
⑤生クリーム
この①~⑤の材料の中で、『塊』になっていて、『固そう』なのは?
そう、クリームチーズです!
先ほども言った
○同じ固さのものは混ざりやすい
これを考えると、、
液状の卵や生クリームと混ぜ合わせるには、
冷蔵庫から出したばかりの冷たいクリームチーズは固すぎます。
そして、一度できてしまった『クリームチーズのダマ』。
これを後で修正するのは、相当難しいです(゚ロ゚)
つまり、、
『クリームチーズを室温に戻す』
という下準備は、ダマのないなめらかなチーズケーキを作るためには
必須の工程という事になります!!
適温で柔らかくなったクリームチーズは、
ボールの中で泡立て器でまぜると、ダマのないなめらかな状態になります。
こうなれば、あとは材料を次々と入れて、その都度よーくまぜるだけです!
なめらかなチーズケーキが完成します(^^)/
【検証】クリームチーズを室温に戻す!レンジで何秒かければ良いか試してみました
冷蔵庫からだした直後のクリームチーズの温度は1.6℃。
単純に固いです。
このクリームチーズを4つに分けて、電子レンジにかける時間(秒)と温度を比較しました。
(条件)
・クリームチーズ100gをラップで包み、1cmの厚みにする
・冷蔵庫から出して、すぐに電子レンジ(500w)にかける
①電子レンジ(500w) 10秒
②電子レンジ(500w) 20秒
③電子レンジ(500w) 30秒
④電子レンジ(500w) 40秒
①~④それぞれの表面温度を計った結果が左の写真です。
そして、そのクリームチーズをボールにいれて泡立て器で混ぜた時の写真が右の写真です。
クリームチーズを室温に戻す!チーズケーキを作るのに最適な温度は何度?
①~④のそれぞれの温度帯のクリームチーズをボールでまぜると、
すぐになめらかになるのは②③のクリームチーズでした。
②③のどちらも、指がすっと入るくらいに柔らかくなっています。
②電子レンジ20秒、 温度20℃
③電子レンジ30秒、 温度30℃
この時の温度を季節に照らし合わせてみると、、
②20℃→春・秋
③30℃→夏
春、夏、秋の室温とほぼ同じ事がわかります!!
つまり、この季節で室温が20℃~30℃くらいの時は、
冷蔵庫からだして室温に置いたクリームチーズは、
チーズケーキを作るのに適した温度、柔らかさになっています。
ただ、お菓子作りに慣れていない初心者の方がチーズケーキを作る場合は、
③の30℃くらいの柔らかさのクリームチーズが使いやすいと思います。
なぜ?
②20℃くらいのクリームチーズは、少し固さが残っています。
そのため、練りまぜる時に泡立て器の中にクリームチーズが入り込んできます。
泡立て器の中に入ってしまったクリームチーズを外に出すのは、
意外と難しいものです(゚ロ゚)
スムーズに作業を進める事を考えると、
夏場以外、初心者の方は電子レンジ等で温度を調整すると楽に作業できます!
冬場の室温は低すぎる、、電子レンジを活用してクリームチーズを適温に調整しよう!!
①電子レンジ500w 10秒かけたクリームチーズの写真をもう一度見てみましょう。
これは見るからに固そうですね。
10℃くらいなので、手で触っても冷たいですし固いです。
この状態で泡立て器で混ぜても、塊が崩れていくだけでなめらかな状態にはなりません。
チーズケーキを作ろうと、このまま次の材料を混ぜても
クリームチーズが『ダマ』になってしまい、なめらかになる事はありません。
12℃という温度を季節に照らし合わせてみると、
冬場の室温と同じくらいと考えられます。
つまり、冬場にクリームチーズを室温に置いておいても、
チーズケーキ作りに最適な温度にならず、固いままという事になります。
そのため、冬場はクリームチーズを柔らかくするために
電子レンジを上手く活用するのがおすすめです!!
クリームチーズを温めすぎるとどうなる?電子レンジは慎重にかけよう!!
④電子レンジ40秒かけたクリームチーズは、表面温度45℃以上です。
電子レンジの『温めムラ』で、クリームチーズの一部が溶けてしまっていました。
ここまで温かくなってしまっても、完全にクリームチーズが溶けている訳ではないので、
ベストではないかもしれませんが、
私の経験上はチーズケーキが失敗するという事はないはずです!
実際にこの状態でボールにいれて混ぜます。
柔らかすぎる印象ですが、簡単になめらかな均一な状態になります。
このまま次の材料を混ぜていけば、
問題なく十分に美味しいチーズケーキになると思います。
ただ、やはりベストではありません。
くれぐれも電子レンジは慎重に使用しましょう!
◎まとめ◎クリームチーズを室温に戻す時、電子レンジを上手く活用して、作業をスムーズに進めよう!
チーズケーキ作りの下準備『クリームチーズを室温に戻す』について、
最適な温度と電子レンジの活用に注目して考えました!!
チーズケーキ作りで最適なクリームチーズの柔らかさになる温度は20℃~30℃。
電子レンジだと500w20~30秒です。
ただし、クリームチーズ100gの場合です。
電子レンジの温めムラを最小限にするために、厚みを均一に薄めにする事も大切です。
ご家庭にある電子レンジの機種によっても違います!
電子レンジを使用する場合は10秒ずつ、、、慎重に温めるのをおすすめします(^^)/
最後に、、
お菓子作りにおいて『材料の温度』はものすごーく重要です!!
レシピに温度の記載があれば、必ず守りましょう!
美味しいお菓子を作る大切なポイントです(*^_^*)
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
皆さんのお菓子作りの手助けになれば嬉しいです(^^)/
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