オーブンを余熱する時に発酵機能が使えない!/パン生地の二次発酵はどうしていますか?

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家庭のパン作りは道具に限りがあります。
だからこそ工夫が必要です。

『発酵器』持っていますか?

ほとんどの方の回答は『No』だと思います。

なかなか踏ん切りつかないですよね(^_^;)

余談ですが、私はパン作りを始めてから2~3年たった時に発酵器を買いました。
その頃は実家に住んでいたのですが、

『オーブンを使っているとレンジが使えない!』
↑家族に文句を言われました。。

ごもっともですよね。
オーブンの熱で庫内が熱くなっているときにもレンジ機能はつかえません。
発酵時間は長いですからね。

レンジ機能が使えない問題はかなり切実です。

話を戻しますね。
多くの方はオーブンの発酵機能をつかってパン生地の発酵を行っていると思います。

私自身、発酵器を買う前にはレンジの発酵機能を活用してパン作りをしていました。

そして、、オーブン余熱の時には、一旦外にパン生地を出さなければなりません。

この時、ただ室内に放置して良いのでしょうか?

このブログでは、発酵機能が使えないオーブンの余熱時間の対処法について
おすすめの方法をお話していきたいと思います。

余熱時間に放置しないで!パン生地は乾燥が大敵

あっ、、発酵中に湯を置くのを忘れた(゚д゚lll)

こんな経験ありますよね?

私は何回もありますよ(笑)
乾燥したパン生地の表面を触ってみてください。

まさしく乾燥肌
カサカサとして、少し伸ばすだけで傷んでしないそうなかわいそうな表面になっています。

そう、乾燥はパン生地の大敵です。
パンの表面が乾燥すると、膨らみを妨げてしまいます。

そして見た目も悪いです。

湿度がとても高い日は、少しくらいパン生地を放置しても
大きな影響はありませんが、、、

乾燥しやすい冬
そして、エアコンの風があたる季節は特に注意します。

オーブンの余熱時間は発酵機能が使えません。
庫内からだしたら、室内に放置して良い?

答えは『No』ということになります。

オーブンの余熱時間は長い!

各ご家庭でつかっているオーブンの機能はさまざまです。

余熱に何分かかるか知っていますか?

この質問は、実はとても重要です。

今、二次発酵が終わったのに。
余熱ができていない(゚д゚lll)

家庭用のオーブンの余熱時間はそれなりにかかります。

設定温度が高いときは、
『まだかな??』とそわそわしてしまう事もあります。

発酵が完了する時間を予測して、オーブンの余熱準備をする!

家庭のパン作りでは、意外と大切な工程になります。

【パン生地の二次発酵】乾燥対策にラップはNG!

パン生地にラップをかけたら良いじゃない?

これ↑↑

実際にやると悲しい思いをしますよ。
ラップにパン生地の表面が見事に持っていかれます(;_;)。。。

ラップはパン生地にくっつきます!

一次発酵の時は、発酵の容器にラップをすることが多くあります。
この時も、容器が小さいとラップとパン生地がくっつくことがあります。

本当はこれもパン生地にとっては良くないですよね。
ただ、一次発酵後であれば多少の表面の荒れは修正できます。

二次発酵では、パンの成形を終えています。
パン生地の表面を傷つけてしまったら、もう修正できません。

基本的にベンチタイム・二次発酵中にラップはNGです。

【余熱時間に室内で放置しないで!】二次発酵中の乾燥対策のやり方

では、オーブンの余熱時間に室内でパンの乾燥を防ぐ方法をご紹介したいと思います↓↓

用意するものはひとつ!

大きめのビニール袋です。

天板に並べるパンの場合は、ご家庭の天板がすっぽり入るサイズを用意してくださいね。
型ごと発酵させる場合は、小さめのもので大丈夫です。

100円均一で売られているもので十分です。

ビニール袋はパン生地表面にはくっつきません。
、、が、ふんわりを空気をいれこんで
できる限りパン生地にビニールがつかないようにしましょう。

発酵後のパン生地はとてもやわらかい状態です。
少しの刺激でも、潰れてしまうことがあります。
上に重しがあると膨らみを妨げることにもなります。

ところで、ビニールの中に湯をいれた方が良いのでしょうか?

余熱時間などの短い時間だあれば、湯を一緒にいれる必要はないと思います。

発酵機能をした時に湿度が保たれていれば、
パン生地の表面は適度に湿っているはずです。

その状態でビニールですっぽり覆ってしまえば、
パン生地表面が乾燥するほどにはならないはずです。

室内にだすと、発酵温度下がってしまうのは大丈夫?

二次発酵の温度は30℃~40℃くらいの場合が多いと思います。
レンジの発酵機能をつかっているときは、
レシピ通りの温度に設定すればOKです。

でも、余熱時間に庫内からだしたら室温になってしまう。
これは大丈夫なの?

結論からいうと、10分位の余熱時間であれば、
庫内からだしてしまっても発酵温度にそこまで気を使わなくても大丈夫です。

発酵完了までもう少しという状態までパン生地が発酵していれば、
パン生地の温度はある程度まであがっています。

パン生地の温度があがっていれば、発酵はそのまま進んでいきます。

本当は、発酵中は温度と湿度が保たれているのがベストですよ。

ただ、家庭では妥協案との折り合いをつける必要があります(^_^;)
仕上がりのパンに影響が少ないものであれば、
ご自身の作りやすい方法を選択していくのもありなのではないかと思いますよ。

◎まとめ◎余熱時間も油断大敵!パン生地の乾燥には十分注意しよう

パン生地の乾燥は膨らみを悪くしてしまいます。
基本的にパンつくりの工程では、乾燥対策がつきものです。

そして、ラップはNG。
パン生地表面を傷める原因になってしまいます。

オーブンの発酵機能がつかえないのが、余熱時間です。
余熱時間にはオーブン庫内から室内にだしておかなければなりません。

その時の乾燥対策におすすめなのが、大きめのビニール袋です。

家庭でも気軽にできる方法です。

良かったら試してみてくださいね(^^)

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