パン作りをはじめたい!
どんな道具が必要なのか?
その道具にもたくさん種類がある。
どの道具を選べば良いのかわからない(゚ロ゚)
私もパン作りを始めた頃は、よく分からずにほとんど使わない道具を買って失敗していました。
今思えば、始めたばかりの頃は最小限の道具で作っていても良かったな。
そんな風に思います。
このパンは私がはじめてパン教室で習ったレシピで作ったレーズンパンです。
写真もその頃(10年以上前?)に撮ったものです。
懐かしいような、恥ずかしいような。写真をみると日々の失敗を思い出しますね(笑)
このパンを焼くのも、パン作りに必須の道具だけを持っていれば作ることができます(^^)
毎回のパン作りに必要な道具は限られています。
お料理もそうですよね。
包丁とまな板とフライパンとヘラがあれば、相当なバリエーションのものを作ることができます。
ただし、必要な道具にも選ぶポイントはあります。
安いものを選んだら結局使わなかった。
逆にもっとお手頃価格のものでも良かったな。
様々な経験を通して、今の私が思うパン作りの道具選びのポイントを紹介していきたいと思います。
今回のテーマははかり・スケールです。
◎スケールがパン作りに必要な理由
◎小数点以下まではかれるスケールがおすすめなのはなぜか
上記の内容についてわかりやすくお話していきますね♪
スケール・はかりがパン作りに必要な理由
私は10年以上前からパンとお菓子。
両方を作ります。
工程はそれぞれありますが、
労力の三分の一くらいをかけて行うのが計量です!
誰かが材料の計量をやってくれたら、どんなに楽だろう。
そんな願望もありますが、ひとりで黙々と材料をはかっています。
なぜ、それほど計量が重要なのか?
パンは小麦粉・イースト・塩・水などを捏ねるところから始まり、最終的にはオーブンで焼かれてふんわりとしたパンが完成します。
お菓子で言えば、小麦粉・卵・砂糖・バターから、スポンジケーキやクッキーを焼くことができます。
パンやお菓子は、小麦粉などの材料から、配合次第で全く食感や味の違うものを作っていきます。いわば科学反応のようなものです。
お料理、例えば『肉じゃが』を作るとします。
牛肉・人参・じゃがいも・玉ねぎを加熱して作りますが、最後までそのままですね。
調味料で変えて好みの味つけをつけていきますが、
目分量で作るという方も多いと思います。
調味料の量のさじ加減があるにしても、肉じゃがは肉じゃがです。
しかし、パンやお菓子作りでは目分量は絶対にダメ!
確実に失敗します。
どんなに有名なシェフの方でも、パンやお菓子作りの材料を目分量ではかる人はいないはずです。
スタートの材料の量が、そもそもレシピを違っていれば、全く同じ完成品にはならない。
それが、パンとお菓子です。
そのため、材料を正確にはかること!これは一番といっても良いくらい大切なのです。
余談ですが、子供が見ていたEテレの子供向けのお料理番組。
お菓子やお料理を作るのですが、、この番組でも
『お菓子を作るときは材料をしっかりはかってね!』*と言っていました。
*そのままの言葉ではないかもしれません。ご了承ください。
この言葉に、少し感激してしまいました。Eテレさん、しっかりしてます( ´ ▽ ` )ノ
パン作りのスケール・はかりはデジタルで、小数点以下まではかれるものを選ぼう!
一言でスケール・はかりと言っても色々なものがありますね。
パン作りではデジタルのスケールを選ぶようにしましょう!
アナログタイプの針が動くタイプのものは、私はおすすめしていません。
そして、私の教室では小数点以下の0.1gまで正確にはかれるスケールを使用しています。
これには理由があります。
パンの材料の中で、極少量の誤差でも仕上がり大きく影響するものが2つあります。
イーストと塩です。
この2つは、小数点以下0.1gまで正確にはかることがとても大切です。
私はインスタントドライイーストという乾燥状態の顆粒状のイーストを使っています。
保存しやすさからも、家庭でのパン作りではインスタントドライイーストを使うことが多いと思います。
一方で、パン屋さんでは生イーストという乾燥する前の状態のイーストを使うことが多いそうです。
生イースト1gの中には100億個のイーストが含まれているのです。
インスタントドライイーストは、生イーストをさらに乾燥させているものですから、
0.1gの差でどれくらいの数のイーストになるか、、、と考えるとスゴイですね。
理由を知ると、正確にはかる事の大切さに納得できますね。
次に塩のお話です。
塩はお料理をイメージするとわかりやすいと思います。
ひとつまみの塩が味の決め手!!
ほんの少しのお塩で、お料理はぐんと美味しくなります。
パンも食べ物ですから、味つけはとても大切です。
また、パン作りにおいて、塩の量は味つけだけでなくパンの膨らみなどにも影響します。
塩を0.1gまで正確にはかることは、パン作りを毎回成功させるためには必要だと、私は考えています。
塩の役割については、こちらのブログに詳しく記載しています♪良かったら参考にしてみて下さいね☆彡
【入れ忘れに注意!!】パン作りの塩の役割
【検証!】塩なしパン VS 塩ありパン /パン作りでの塩の効果とは?
【塩の量は減らしても良い?】パン作りの材料・塩の割合はどれくらい?
◎まとめ◎パン作りを成功させるために!デジタルのスケール・はかりで材料を正確にはかろう
私が通っていたパン教室では、イーストと塩の量は小数点以下まできっちりはかる事、
そして、誤差は±0.1gまでと口を酸っぱくするように言われていました。
塩とイーストの量は、ほんの微量ですので今も毎回気をつかって計量しています。
他の材料も1gまで正確にはかることはとても大切です!
家庭でのパン作りでいえば、たった2gのお水でパン生地の硬さは全く違うものになります。
冒頭にも書きましたが、パンとお菓子作りでは材料の計量で使う労力はとても大きいです。
少しでも計量を楽にするには?
正確にはかれるスケールを使うことです。
あとは慣れですね(^^)
計量も回数を重ねると、とても上手になります。
計量とて気を抜けない。パン作りは奥が深いですね。
皆さんのパン作りの参考になれば嬉しいです(*^_^*)
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参考資料
オリエンタル酵母工業株式会社ホームページ
科学でわかるパンの「なぜ?」