【材質の特徴を解説】食パン型はテフロン加工とアルタイトのどちらが良い?

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パン作りで必要な型をあげてくださいと言われたら?

まず挙げられるのが『食パン型』だと思います。

食パン型の材質は主にこのふたつ。

①アルタイト
②テフロン加工

それぞれどのような特徴があるのか。
私自身が使っている型の感想も含めて解説していきたいと思います。

【アルタイト/テフロン】食パン型の特徴をまとめました

アルタイト型、テフロン型の特徴をまとめたのが、上の表です。

お手入れの方法などは、購入した型に付属の説明書通りに従うのがキホンです。
道具屋さんでも、詳しく紹介されていますので、一度読んで見るととても理解が深まります。

馬嶋屋菓子道具店 https://majimaya.jp/html/page1.html

浅井商店 https://www.rakuten.ne.jp/gold/asai-tool/torisetu.html

食パン型のお手入れが簡単なのは『テフロン型』

パンやお菓子の型を選ぶ時に、重要なのがお手入れの方法。

自宅でパンやお菓子を作る場合は、生活の中に手作りの時間があるため、
お手入れに多くの時間を注ぎ込むのは難しいです。

大切に使いたいからこそ、お手入れが簡単で長持ちしてくれれば最高ですよね。

お手入れの簡単さで言えば、おすすめは『テフロン加工』の食パン型です。

テフロン型は水洗いが可能です。
もちろんよーく乾かしてから保管しましょう。

そして、買った直後から型離れも良くて、表面の加工も長持ち。


家庭で使うフライパンもテフロン加工が大人気ですよね。

使いやすさとお手入れの簡単さは、生活の一部として扱う道具には欠かせない要素です!!

『アルタイト型』は頻繁に食パンを焼く人におすすめ

アルタイトの材質は『鉄にアルミでメッキ』をしたものです。

鉄は丈夫です。

そして、アルミの熱伝導率はとても良い。

お菓子やパンの型で使われる金属の熱伝導率を示しました。

銅の熱伝導率が良いのは有名ですよね。
ただ、銅は高価な金属です。銅の型の金額を見ると・・・・・となります(゚∀゚ )

アルミは銅の次に熱伝導率の良い金属です。

つまり、、アルタイト型は鉄の丈夫さとアルミの熱伝導の良さを兼ねていて

食パンの釜伸びがしやすく、頻繁に使っても丈夫で壊れにくい

毎日毎日、食パンを焼いているパン屋さんで愛用されるのが納得の食パン型です!

アルタイトは油をしっかりなじませていくと型離れが良くなるという特徴があります。

なので、基本的に洗いません。

汚れた場合は、拭き掃除をします。どうしても水洗いが必要な場合は、洗った後にオーブンの余熱でよく水分を取ってから油を塗って保管します。

洗わないの??

と思いますが、毎日油を塗り重ね、高温のオーブンで焼いています。
この積み重ねで、型離れが良くなり錆びにくくなっていきます。

ここまで書いていても、、アルタイトは家庭でパン作りをする時には、少し難しい。

上級者向けの型であるという位置づけになると思います。

テフロン加工の型の熱伝導率についても調べたのですが、
これ!という統一した資料が見つかりませんでした。
テフロン加工は、金属表面の加工であるので、下地になる金属も様々です。

テフロン加工の熱伝導に関してはその下地になる金属の性質によって違うのだろうと思います。
型の材質と特徴は、よく調べた上で購入すると、長く愛用できる型と出会えるはずです!

テフロン加工の食パン型は油を塗るべき?

『テフロン加工は型離れが良いので、油を塗らなくてもスルッと取れます。』

このような話もよく聞きますよね。

確かに、加工の良いものは油脂を塗らなくても型出しできるようです。

道具屋さんの馬嶋屋のホームページを見てみると、

テフロン加工でも少量の油脂を塗る必要がある。


油脂を塗ることでテフロンの膜を保護し、加工の劣化を防ぐという目的があるそうです。

気持ちとして、カロリーの高い油は出来るだけ使いたくない。。
その気持ちはよーくわかります。

『テフロン加工を長持ちさせるため』

そう思うと、少量の油を塗ることは、道具を大切に使うという事に思えますね( ´ ▽ ` )

食パン型を長持ちさせるために!保管する時に水気は厳禁

まず大前提として、金属の型はお手入れの状況が悪いと

サビる!!!

これだけは、頭に入れる必要があります。

アルタイト型は鉄(スチール)にアルミメッキをしています。

まず材質の『鉄』について。
外を歩いていると、色々な場面で錆びている鉄を見かけますよね。

鉄はとても錆びやすい金属です。
お手入れが悪く水分が残っている状態で保管すると、錆びる可能性が高くなります。

テフロン型も下地は金属です。

水洗いは可能ですが、金属の接続部分や、テフロン加工に傷が出来た時に錆がでる可能性があります。

対策はよーく乾かす事。

ただし、テフロン加工は空焼きは厳禁です。加工が剥がれます。

余熱で温度が下がってきたオーブンにいれて乾かすのが良いと思います。

テフロン加工の食パン型を使ってみて、、

以上のように食パン型はアルタイト型とテフロン加工の型が一般的です。

それぞれの特徴を理解した上で、私が実際に使っているのは

『テフロン加工』の食パン型。

一番の理由は『お手入れの手軽さ』です。

自宅でパンを焼くとは言っても、毎日食パンを焼くわけではありません。

型出しのストレスがなく、保管の時に気を使わなくても良いテフロン型が、
私の生活にはよく馴染みました。

ところで、食パンの仕上がりはどうなの?と思いますよね。

私の感想としては、全く問題ないです。
美味しい、十分に釜伸びした食パンを焼くことができます。

火通りに関して言えば、型の材質だけでなくオーブンの性能にも大きく左右されます。

家庭でパンを焼くという事は、お店のような設備を揃える事は無理です!
その中でも美味しいパンを焼く。生活の中に溶け込んだパン作りをする。

そう考えれば、道具選びも無理をする必要はありません。
プロと同じものを使う事もありません。

気楽に、パン作りを長くライフワークとして続ける事が出来るのではないかと思います。

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参考文献

馬嶋屋菓子道具店ホームページ
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