メロンパンの焼き時間。
通常のパン作りと考え方を変えてください。
なぜなら、クッキー生地でパンが覆われているからです。
![](https://atelier-epice.net/wp-content/uploads/2023/08/38d5a777deda4c09aeba99d8cf947af9-640x360.jpg)
例えば、この写真のように色白に焼きたい時。
オーブンの温度は何℃に設定しますか?
あなたのオーブンで焼き色がつく温度を知っていますか?
![ふゆき](https://atelier-epice.net/wp-content/uploads/2023/05/20221221-2215_96bc42748328671a0b4564e00ac98bcf-e1683857990507.jpeg)
メロンパンの焼き方、そして焼き時間について。
『なぜそうするのか?』
みなさんが納得できるように、丁寧にお話していきたいと思います!
【生焼け注意】メロンパンの焼き時間はパン生地だけで焼くより長い!?
メロンパンの特徴。
それは、パン生地を覆っているクッキー生地です。
![ふゆき](https://atelier-epice.net/wp-content/uploads/2023/05/20221221-2215_dbf0540b87d60b758610e5efaeda8c3d-e1683857273713.jpeg)
パン生地だけで焼く時とオーブンの焼き時間は違うのでしょうか?
![](https://atelier-epice.net/wp-content/uploads/2023/08/image-4.png)
図1をみてもらうと、わかりやすいと思います。
オーブンの中では四方八方からの熱で、パンを焼いていきます。
パンを焼く時は、パン生地を直接オーブンの中で加熱しますね。
でも、メロンパンの場合はちょっと違います。
メロンパンのクッキー生地でパン生地がおおわれているので、
直接オーブンの熱が当たりにくくなります。
![ふゆき](https://atelier-epice.net/wp-content/uploads/2023/05/20221221-2215_62a41572002140ff9a7eaa1dfea5f61c-e1683936645707.jpeg)
パン生地に直接あたる熱が弱くなる。
つまり、生焼けを防ぐために、メロンパンの焼き時間は長めになります。
例えば、パン生地1つの量が50gだったとします。
パン生地だけを焼いて丸パン。
⇒190℃8~9分。
クッキー生地で覆ってメロンパン。
⇒190℃15分。
目安になりますが、
クッキー生地で覆うだけでこれほど焼き時間はかわります。
![](https://atelier-epice.net/wp-content/uploads/2023/08/99e61ccc1c11abb2445a2fd0620157e5-640x360.jpg)
小型のパン。
バターロールや丸パンなどですね。
小さいサイズのパンほど、焼き時間が数分違うだけで
パサパサになったり、逆に生焼けになったり、、、難しいです。
そのパンの焼き時間の特徴はしっかり理解しておくと、
生焼けなどの失敗はなくなりますよ!
【メロンパンを色白にしたい時】オーブンの焼き時間と温度
ここからは実践編です。
メロンパンはクッキー生地で覆われています。
そのため、メロンパンの焼き色はクッキーの焼き色ということになります。
当たり前?
かもしれませんが、
メロンパンのクッキーはがすと真っ白のパン生地がでてきますよ。
![](https://atelier-epice.net/wp-content/uploads/2023/08/7b5d3a8f411e876370a9e0650edb9b0f-640x360.jpg)
さあ、このようなかわいいメロンパンナちゃんを作りたい場合。
やっぱり、メロンパンには焼き色をつけずに色白に焼きたいですね。
メロンパンを色白に仕上げたい場合。
クッキー生地に焼き色がつかない温度で焼くという事になります。
具体的には、
170℃以下の温度が良いかなと思います。
メロンパンのクッキー生地は、お菓子のクッキーの配合とは違います。
砂糖の配合がとても多いメロンパンのクッキー生地は、
とても焼き色がつきやすいです。
*こちらのブログも参考にしてください。
【パンの材料Q&A】砂糖入りのパンがふわふわ柔らかい理由は?/パン作りの砂糖の役割を詳しく解説します
【メロンパンの難問!?】われないビスケット生地の作り方の2つのコツ
そして、焼き時間は?
となりますね。
![ふゆき](https://atelier-epice.net/wp-content/uploads/2023/05/20221221-2215_62a41572002140ff9a7eaa1dfea5f61c-e1683936645707.jpeg)
大前提として、メロンパンのパン生地にしっかり火を通すには時間がかかります。
パン生地のサイズにもよるので、
具体的に〇〇分とは言えないのですが、、、
考え方としては、同じグラムのパン生地だけで焼くよりも長く焼きます。
【メロンパンを色白に焼きたい場合】
〇オーブンの温度は170℃以下。
〇焼き時間はパン生地だけで焼くよりも長めに。
*ご自身のオーブンのクセを考えつつ、表面の焼き色を見て調整しましょう!
【こんがり焦げ色・カリっと食感のメロンパンにしたい場合】オーブンの焼き時間と温度
焼きたてメロンパン。
食べ歩きできるようなメロンパン専門店もよく見かけますね。
私が行ったことのあるお店のメロンパン専門店では、
こんがり焼き色強め。
その焼きたての香ばしさが魅力でした。
![](https://atelier-epice.net/wp-content/uploads/2023/08/8cc816fcac2811ab2c4a8ba7130b5e06-640x360.jpg)
この写真のメロンパンのように、
焼き色しっかりのクッキー生地もカリっとしてとても美味しいと思います。
復習になりますが、
焼き色がつくのはメロンパンのクッキー生地です。
クッキー生地にしっかりと焼き色がつく温度で焼きましょう。
具体的には、オーブンの温度は180℃以上が良いと思います。
そして、焼き時間の考え方は今までと同じになります。
同じグラムのパン生地だけを焼くよりも長めに焼きます。
【メロンパンにこんがり焼き色をつけたい場合】
〇オーブンの温度は180℃以上
〇パン生地だけで焼くよりも長い時間で焼く
*ご自身のオーブンのクセを考えて、クッキー生地の焼き色をみて調整しましょう。
家庭用オーブンの場合、高温にすると焼きムラが出やすいです。
クッキー生地は砂糖の量が多く焦げやすいので注意してください。
焼き時間で変わる?メロンパンの食感の違い
メロンパンはガリガリ派?
それとも、しっとり派?
![ふゆき](https://atelier-epice.net/wp-content/uploads/2023/05/20221221-2215_62a41572002140ff9a7eaa1dfea5f61c-e1683936645707.jpeg)
実は、配合は同じでも焼き方を変えるだけで、
メロンパンが全く別物のおいしさに変わります!
私のパン教室のレッスンでは、
メロンパンの焼き方の違いを知ってもらうために、
あえて焼き時間を変えてメロンパンを作っていただいています。
★カリカリ食感はココナッツ味
★しっとりサクッと食感は紅茶味
あわせる素材によって、メロンパンのクッキー生地の食感を変えるのも面白いですよ。
![](https://atelier-epice.net/wp-content/uploads/2023/08/efb4d847c2723fd50f38a3b9f8bb6f9f-1080x720.jpg)
![](https://atelier-epice.net/wp-content/uploads/2023/08/8cc816fcac2811ab2c4a8ba7130b5e06-1080x720.jpg)
ちなみに、シンプルメロンパンもご紹介しています。
![](https://atelier-epice.net/wp-content/uploads/2023/08/9e56a7164f606003e89c68a806ed7ec3-640x360.jpg)
クッキー生地をアレンジしたり、
焼き時間を変えたり。
ひとつの配合でも、メロンパンのバリエーションを広げる事ができます。
数多くのレシピを作るのも面白いですが、
お気に入りのレシピを自分の力でアレンジしていくのも
パン作りのステップアップには楽しいと思います。
翌日のメロンパンって好きですか?
メロンパンは焼きたてがおいしい!
これは本当にそう思います。
焼きたてのクッキー生地のサクッと感。
まさに手作りしている人の特権ですよね。
![ふゆき](https://atelier-epice.net/wp-content/uploads/2023/05/20221221-2215_dbf0540b87d60b758610e5efaeda8c3d-e1683857273713.jpeg)
時間がたってもおいしいメロンパン。
焼き時間はどうすれば良いのでしょうか?
今回、比べているのはこちらです。
〇低温で色白に仕上げたメロンパン
〇高温でこんがり焼いたメロンパン
![](https://atelier-epice.net/wp-content/uploads/2023/08/IMG_6470-1080x720.jpg)
![](https://atelier-epice.net/wp-content/uploads/2023/08/IMG_6464-1080x720.jpg)
低温で色白に仕上げたメロンパン。
こちらは、全体的にしっとり感が増していますね。
クッキー生地がしっとりして、バターケーキとクッキーの中間のような食感です。
私のレシピはパン生地をしっとりやわらかく仕上げています。
長時間発酵させていますので、翌日もやわらか。
![ふゆき](https://atelier-epice.net/wp-content/uploads/2023/05/20221221-2215_96bc42748328671a0b4564e00ac98bcf-e1683857990507.jpeg)
パン生地のしっとり感と、クッキー生地のしっとり感。
焼きたてとは別物のおいしさがありますね!
高温でこんがり焼いたメロンパン。
翌日になっても、クッキー生地の香ばしさがおいしい。
当日よりは、クッキー生地もしっとりしていますが、
まだまだカリっと感も感じます。
![ふゆき](https://atelier-epice.net/wp-content/uploads/2023/05/20221221-2215_62a41572002140ff9a7eaa1dfea5f61c-e1683936645707.jpeg)
クッキー生地のカリっと感。
パン生地のしっとり感の差がおいしい。
メロンパンらしいおいしさは、こんがりメロンパンですね。
焼き方次第で、翌日のメロンパンの味わいを変えることもできます。
パン生地のしっとり感が翌日まで続くことが前提です。
クッキー生地とパン生地のバランスがメロンパンの命です。
〇まとめ〇メロンパンの焼き時間は仕上げたい食感に変えるべし!
メロンパンの焼き時間と温度の考え方。
まとめると下記のようになります。
【色白に仕上げたい場合】オーブンの温度170℃以下
【こんがり香ばしくしたい場合】オーブンの温度180℃以上
*焼き時間はパン生地だけで焼くよりも長めにします。
![](https://atelier-epice.net/wp-content/uploads/2023/08/9cc255ffaf3a98b245ae438dc8228f2b-640x360.jpg)
バリエーション無限大のメロンパン。
オーブンの焼き時間と温度を調整して、自分好みの食感のメロンパンを作ってくださいね。
メロンパン作りのポイントはこちらのブログにもまとめています。
ぜひ参考にしてくださいね。
【メロンパンの難問!?】われないビスケット生地の作り方の2つのコツ
【メロン皮がヘルメット!?】メロンパンのクッキー生地の包み方!成形のポイント
このブログの内容をショート動画(15秒)でまとめています。
こちらもぜひご覧ください♪
家庭のパン作りの正解がわからない?
公式LINEに登録していただくと、先行してレッスンの情報をおとどけします
↓↓↓
登録特典に『長時間発酵パンケーキ』のレシピをプレゼントしています(^.^)ぜひ友だち登録してくださいね♪
![](https://atelier-epice.net/wp-content/uploads/2022/11/2e5ebb003d35654f33c9219cfb2b1c2e.png)
◎『発酵の見極め』『こね具合』自信を持って判断できますか?
2日経ってもしっとり極上の熟成パン。
![](https://atelier-epice.net/wp-content/uploads/2023/01/6e92c84af0ef6e3d8ea3b06cfef2b0e1.png)
生徒さんひとりひとりの家庭の環境に合わせたパン作りを。
パン作りの「なぜ?」をマニアックにお伝えしています(^^)
◎あなたのおうちのパン作りを常にサポートするから上達がはやい!
究極にやわらかいパンつくりませんか?
リアルレッスンに通えない!みなさんの声にこたえました。
冷蔵発酵オンラインレッスンはこちらをクリック↓
![](https://atelier-epice.net/wp-content/uploads/2023/08/90398d7929c0a96e27c6f512d0d56597-640x360.jpg)
パン教室アトリエエピスホームページはこちら
![](https://atelier-epice.net/wp-content/uploads/2023/05/1-640x360.jpg)
公式インスタグラム
西東京市パン教室アトリエエピス 井手芙雪(いでふゆき)